サノ11mクラシックボートの コンセプト

日本でボートを持つなら一度はフライングブリッジつきに乗って
高いところで風を切って走りたいというのが当たり前のことです。
私は、もともとヨットでのんびりクルージングしたいと思ってきました。
いつも忙しく仕事をしていますと、3,4日続けて休むことができません。
そこで、ヨットよりも足が速くて、悪天候でも濡れずに帰ってこれて、
キャビンの中は、ヨット風なのが一番といつも思ってきました。
最近、マリーナに行っても高齢化して、
ヨット乗りが一人で艇を出すのが、セールをあげるのがしんどくなってきた
という声をよく聞きます。
Fブリッジを持たないこのボートは重心が低いので復元力も強い。
荒れた海でも安心ですし、木造船なので波のあたりは、
とてもソフトな乗り心地で、キャビン内は、冬、暖かく夏、涼しい。
快適なクルージングができます。
以上のことがこの船を設計、建造しようとしたコンセプトです

 
作業 その1 作業 その2 作業 その3
サノ11mクラシックボート
船体設計図
一般配置図
側面図、平面図、
決められた寸法のなか
に頭のなかで描いた物
を書き収めるのはとても
楽しい作業です
図面とハーフ模型
1/20の模型を正確に
作ることで、立体的に見
ることができます。
作業 その4 作業 その5 作業 その6
原図作業
縮尺図面を原寸図に
拡大、フレームなどの
展開図を描く作業です。
フレームの木取り
製材
フレーム削り
作業 その7 作業 その8 作業 その9
フレームが一組ずつ
出来上がってきた
ステム材(船首材)を
製材するところ。
切りあがったステム材
作業 その10 作業 その11 作業 その12
くみ上げたフレームを
一定間隔に並べる。
ステム材の取り付け
チェーンブロックを使わ
ないと重くて取り付け
られません
取り付け完了
作業 その13 作業 その14 作業 その15
キールもつけられ
外板の取りつける部分
(ラベット)をノミで切り取る
骨組みすべてが
組みあがった風景
起工式
作業 その16 作業 その17 作業 その18
起工式 いよいよ外板張り作業。
マリングレード合板を使
って丁寧に張り始める。
船首の方は、ねじれが
あるので張るのに苦労
しますがクランプを使っ
て押さえながら
モクネジで固着します
作業 その19 作業 その20 作業 その21
船底外板を
張り終えたところ
外板張りを終えてから
船首材部分の余った
部分を日本古来の道具
チョウナで削りと
ります。
削り過ぎないように少し
ずつ慎重にやります。
作業 その22 作業 その23 作業 その24
電動カンナを使わず
チョウナで削るのは、
技術のこだわりかも
知れない。
モクネジの部分と外板
の隙間にパテをつめて
たいらにする。
FRP積層開始
作業 その25 作業 その26 作業 その27
私にとって一番
嫌いな作業です。
FRPは、全部で
7プライしました。
積層が終わって、
表面の凸凹をなくすための
パテ埋め作業開始
作業 その28 作業 その29 作業 その30
パテは、エポキシ樹脂に
マイクロバルーンを
混ぜ合わせたものです。
パテ削りは、とても体力の
要る作業で、削るそしてまた
パテ埋めの繰り返しです。
納得いくまで何度でもパテ作
業をする。もういいやと妥協す
ると仕上げ塗装をしたときに
必ず後悔するでしょう。
作業 その31 作業 その32 作業 その33
パテ埋め完了 船体をひっくり返す作業
慎重に傷をつけないように!
2トンのチェーンブロック4個
で吊り上げても決して
軽くはない
作業 その34 作業 その35 作業 その36
ディープV船型で
波を切って走る姿が
待ちどうしい
絞り込まれたトランサムの
タンブルフォームが、
私は大好きなので、むしろ
バウよりも船体の顔になり
そうだ。
アフトデッキ。
その下には燃料スペースを
確保してあります。
作業 その37 作業 その38 作業 その39
バウのこの部分は、
チェーンロッカーで
マリーン合板の上に、
FRP6層しました。
Vバースの下は、物いれ。
大人2人用のスペースの
バース
作業 その40 作業 その41 作業 その42
エンジン
ヤンマー6LP−DT  
250馬力
エンジンベット作成です。
マリン合板を積層し船底の
傾斜にあわせてカンナで
削りこれを心材にしてグラス
ファイバーを5層します。
エンジン2機掛けなので
こんな感じになります。
作業 その43 作業 その44 作業 その45
バルクヘッド、フレーム、
外板にあわせる
エンジンベットは、ボールトで
固着した後にFRPで積層しま
す。
FRPを積層しておけば
燃料、オイルをこぼしても
木部に染み込まないので
安心です
作業 その46 作業 その47 作業 その48
新品のエンジンを据え付ける
のはとても良いもので
まずはエンジンを点検して
燃料や冷却水の流れ、
配管系を知っとくことにしよう。
シリンダブロックには
TOYOTAのロコが
打ってありました。
(車のランドクルーザーの
エンジンです。)
左舷エンジンのセッティング。
(自重430kg)
右舷エンジンセッティングOK
作業 その49 作業 その50 作業 その51
2機セッティング
良いですね。
贅沢ですね。
スクリューシャフト、
スタンチューブの固着
エポキシ接着剤で固着、
そしてFRP積層
PSSグランドシステムを
採用しました。
作業 その52 作業 その53 作業 その54
自作のウォーターロック
FRPで製作
サイレンサー
FRPで製作
両舷完了
作業 その55 作業 その56 作業 その57
新品プロペラ〔良いね) 排気管システム 木型にFRPを積層〔7層)
してそれを離形したところ。
作業 その58 作業 その59 作業 その60
木型にFRPを積層〔7層)
してそれを離形したところ。
アフトデッキの下に
タンクを収納
4個のタンクで
約1200リッター収納
作業 その61 作業 その62 作業 その63
アフトデッキのハッチ製作 エンジンを買入して、1.5年
とりあえず陸上運転をしました。
一発で、始動。
さすが、トヨタのエンジンである。
作業 その64 作業 その65 作業 その66
デッキを張る前の下準備。
短ビームをいれる。
ドックハウス前部を
積層して造ります
デッキは、マリーン合板
12mm FRPを3層しました。
作業 その67 作業 その68 作業 その69
ブルワークトップに
チーク材を取り付ける。
アールのきついところは、
積層します。
作業風景
楽しみながらやっています。
作業 その70 作業 その71 作業 その72
スターンにもチーク材でまとめ、
ボートの輪郭ができた。
ギャレー周りの配置
100v用冷蔵庫
ダブルシンク左手前は
コンロを置くスペース
少々狭いが何とか
使えるだろう。
作業 その73 作業 その74 作業 その75
バウ Vバースルームの製作 ヨットの内装感覚で
製作します。
楕円の鏡にはかなり手間が
かかりました。 
この鏡は簡単に外れるので
アンカーチェーンの状態が
点検できます。
作業 その76 作業 その77 作業 その78
物入れを3箇所で2箇所は
蓋をし、真ん中はランプか
花を置くスペースに
トイレ、シャワールーム。
床にはグレーチングを敷き、
シンクは小さいがチークで
作りました。
内装の塗装は、オールグリッ
プの外部はけ塗り
ポリウレタン塗料を使いました。  
この塗料は私が使ったなかで
は、何よりも光沢があり最高
であると言えるだろう。
作業 その79 作業 その80 作業 その81
メインキャビンの製作開始 バース兼シート
二つともサイドに約50センチ
ほどスライドし下が物入れに
なっています。
床板の下は水タンク300
リッターと物入れスペース
作業 その82 作業 その83 作業 その84
2つ折れテーブル
ノースライドにしました。
内装作業は、自分の
イメージを形にするので
結構楽しいです。
運転室に上がる階段を
はずすとエンジンルーム
に入れるハッチになっている。
メインキャビン入り口には
もちろんグレーチングを
敷き床までちょっと高いの
で1段付けました。
作業 その85 作業 その86 作業 その87
蛇口は、電動とそれに
フットポンプようの蛇口
を付ける予定です。
ギャレイ周りの配置
冷蔵庫の下、シンクの奥、
下手前は
物いれになっています。
エンジンルームに防音材
を張る
白いパネルに照明を取り
付けその他の取り付け
スペースとしました。
防音材は、ヤンマー
オリジナル
作業 その88 作業 その89 作業 その90
海水コシキ、燃料フィルター
の配管.
エンジンが2機なので金具、
ホースの取りまわり
には、苦労しました。
この踏み台の上。
防音材の部分に
メインキャビン
に抜けるハッチをつけました。
エンジンの上は操舵室に
なるのでこのハッチの
厚みは10センチほどあり
その上に12ミリほど
のチーク板を張りました
作業 その91 作業 その92 作業 その93
部屋周りのチーク板、
20年ほど前に仕入れたチーク
丸太の一部。 
大変貴重な材料となりました
キャビン前部のビーム
このボートは、チークを
多用しているため
どうしても室内が
暗くなるので白を使い
たいと思っています
前部バースの扉。
 二つ折れにしました。
作業 その94 作業 その95 作業 その96
このドアーは、
シャワートイレルーム用です
Vバースに二つ折れ
扉取り付け完了。
Vバースの二つ折れ扉、
取り付け完了。
すべてチーク、無垢の板
で製作したため重くなりま
したが、良い感じに出来上
がりました。
作業 その97 作業 その98 作業 その99
ドアー金具はアメリカの
バーコ社製です。
トイレの引き戸に、念願の
ステンドグラスを入れました。
特注で作って頂きました。
キャビンの外見は当初
とは大分変更しました。
操舵装置周りにはあえて
左舷側にいました。
私は左舷付けがやりやすいので
そうしました。
キャビン内のバルクヘッド
製作。
チークのバルクヘッドを
入れニス塗りにしますと、
雰囲気が少し重くなしました。
キャビンサイド。
スライドドアーを内側から見ました。
サイドのスライドドアー。
ドアー金具は日本製
タキゲンです。